モディリアーニ展
@国立国際美術館
アフリカなどのプリミティヴ美術に影響を受けて
たどり着いたという
このモディリアーニ独特の人物画。
彼の手にかかれば誰もが
アーモンド型の目と筋の通った鼻と長い首
という仮面を与えられる。
それでも被写体は決して同じもにはならず
型にはめられたことでその他の部分で
余計に個性を輝かせる。
きっと誰しもそんな仮面を持っているのだと思う。
私だって、私が作った仮面を、対面するすべての人に与えた上で
対話している。
その仮面が心地いいものであったらいいなと思う。
人との関わり方を考えることは
モディリアーニの様に
仮面を作り続けていくことなのかもしれない。