美の館

メキシコ20世紀絵画展 @世田谷美術館。 世界の潮流とナショナルと個と。 知らないことは恥じることではないけれど、 言い訳にはならないから。 だから。

琳派展XI「花の協奏曲(コンチェルト)」 @細見美術館 美しいだけじゃ、つまんない。 奇想天外な感覚を頂戴。

四大浮世絵師展 〜写楽・歌麿・北斎・広重〜 @「えき」美術館 大充実展示会だったけど やっぱりさっぱり凄かったのは HOKUSAI KATSUSHIKA!!! 真新しい遠近法と戯れるようにして描かれた初期の作品たちは そこに描かれんとしたものだけでなく その画期的手法へ…

☆ @進々堂 1930年創業カフェ。 創業当時から「何も変わらない」ためだけに いくつかの努力が惜しまれたであろうことが じんわりと想像できる空間。 一つ一つの机や時計やレジスターたちは ずっと、じっと、ここで 漠然と、ではなく、彼らの役割をしっか…

@京都国立近代美術館 19世紀後半にイギリスで生まれた「アーツ&クラフツ運動」。 作家のブランドがどうこうでなくて、普段の生活の中にある「用の美」を 再発見した運動だ。 その土地の文化を丁寧に吸収して丁寧に生み出された、 そんななんとも清潔感の…

秋季茶会@光明院 サメザメ小雨。 本当に素晴らしいお道具たちがすぐ近くにいたのだと 今なら分かる。 余りに幼かったな。もったいなかったな。 次のフェーズに入ったときに今の私をそう呼ばずに済めば 万々歳。

青のコレクション@アサヒビール大山崎山荘美術館 「青」と定義するにはあまりにも複雑なモネの睡蓮。 底まで思いつめた時の冷たさを冷静に表現したピカソの「青」。 静かに主を囲む姿には優しささえ感じさせるルオーの「青」。 暖色だとしか思えないほど優…

@佐川美術館 一番の感動は樂吉左衛門の展示室。 樂茶碗の精神を本当に理解した上で 世界の美を吸収して アウトプット出来た人なんだと。 本物のアーティストでした。

モディリアーニ展 @国立国際美術館 アフリカなどのプリミティヴ美術に影響を受けて たどり着いたという このモディリアーニ独特の人物画。 彼の手にかかれば誰もが アーモンド型の目と筋の通った鼻と長い首 という仮面を与えられる。 それでも被写体は決し…

[rakuten:book:12075378:image] @梅田芸術劇場 原 作 : 江戸川乱歩 脚 本 : 三島由紀夫 演出・美術・衣裳 : 美輪明宏 出 演 : 美輪明宏 高島政宏 木村彰吾 美輪さんファンのママに遅めの 母の日プレゼントとしてご招待ー☆ 小細工なしのド直球で 普通に…

内なる愛 エリオット・アーウィット展 @何必館 シリアスの中にユーモアを。 ユーモアの中にシリアスを。 愛は静かにそこにある。

@原美術館 ジャン=ピエール・レイノー「ゼロの空間」に 宮島達男「時の連鎖」に お目当てアーツを大堪能☆ 奈良美智さん作品も 初・生で見たんだけど やっぱりさっぱり 素敵でした。 深くてきれいな目に 吸い込まれそう。

川村記念美術館 ☆常設展 念願のマーク・ロスコのシーグラム壁画に 出会ってきました。 7枚の壁画は心を開いては閉じる。 もう悲惨さなどはないけれど そこに生きた証として 懸命な命の鼓動を感じた。 感応して 泣きそうになる。 ピカソも光琳もマン・レイも…

≪竜安寺≫ 「丸くなる」とは 取りつく島がなくなるってことなんだね。 生命と死が 共にありました。 それって悪くない。 (版画 I.パゴダ(塔)ドビュッシー) ビルマ戦死者に祈りを。 ≪仁和寺≫ 悩ましい。 だけど、 清らいだよ。

「江戸絵画の夢と光―若冲、北斎とともに」 @細見美術館。 朝一番の静寂な美術館で 久々に若冲と再会。 彼の描く美は 何度見ても感動的で 目が潤む。 北斎の美人画はほんと色っぺーし。 この時代は写実的技法と西欧の印象派的要素が 同じように頭角を現し始…

青蓮院の夜間拝観に行ってきました。 「ご本尊の熾盛光如来は、光そのもの」 だそうで 光の仏様・私たちの願いが ライトアップによって 表現されてました。 ぶっちゃけ 夜景だとかライトアップって 軽視してたんです。 作為的な光だから。 でも 青蓮院のライ…

「源氏絵と雅の系譜」 @細見美術館。 平安期の絵巻物は 一様に「動」がない。 目の表情に悲しみを観ることも 髪が振り乱れることも ない。 静かなお人形さんが きれいなおベベ着て 並んでるだけ。 でもそれは それだけ源氏物語を読んだ人々にとって 源氏物…

☆東郷青児美術館 [東郷青児「巴里の女」1922年] 常時展として ゴッホとセザンヌとゴーギャンの絵画三点が 恭しく飾られていた。 思わず涙が零れる。 これこそ成されるべき 絵画の愛し方だと思う。それにしても ゴッホの「ひまわり」は 力強い。 籠められて…

兵庫県立美術館に ムンク展を観に行ってきました。 ムンクさんは 自分の心に浮かぶ 愛や生や死の 「不安」や「恐怖」を 果敢に直視し そしてそれについて 何度もその意味を 自らに問い直し続けた人 であった様に感じました。 そしてそのどの想いも 理解可能…

狩野永徳展に行って参りました。 今回の展示会は絢爛豪華な作風を 全面に押し出した感じでしたが 私は彼の水墨画が好きです。 力強さ、 空白美、 大胆さと細密さの組み合わせの バランスの良さ。 天下の永徳さんを 今更私が誉めたところで 彼も喜びはしない…