狩野永徳展に行って参りました。
今回の展示会は絢爛豪華な作風を
全面に押し出した感じでしたが
私は彼の水墨画が好きです。
力強さ、
空白美、
大胆さと細密さの組み合わせの
バランスの良さ。
天下の永徳さんを
今更私が誉めたところで
彼も喜びはしないでしょうけど
純粋に凄いと思いました。


くどいですけど
水墨画ってゆぅカテゴリー自体も
良いですよね。
墨と紙だけで
あんなドエライ勢いのある世界を作れる
芸術ってナカナカないと思います。
写実主義はそれをありのままに表すことで
ありのままの感動を伝えようとするけれど
水墨画は一本の線の
力強さだったり
優しい筆遣いだったりが
作者が受けたであろう感動を
一心に請け負っている感じが
たまらないです。


因みに開館直後に到着して
40分待ちでした。
さすが天下の永徳さんです。