その一


あまりにも
脆くて大切な【核】を
遂にさらす事が出来ました。


名前のつけられない何かが
崩れていくのが
わかりました。


推測でしかないけれど
それは【核】を守るために
私がせっせと築いてきた
城壁だった気がします。


少しは
息がしやすくなった気がします。


ありがとう。ありがとう。


その二


私の大切な友達は
いつの間にかとても強い人になっていました。


命をおびやかす程
辛い出来事が起こった時
私なら
そこにどっぷりと浸かるとか
何もなかったかのように
逃げ出すことしか出来ないでしょう。


あの子は
その出来事をしっかりと
もしくは人以上に理解した上で
淡々と前に進むことを
決意し、そしてそれを現実にしています。


私も
感傷に浸ったり
堂々巡りをするんじゃなくて
前に進むことを考えられる様に
なりたいと想います。


そしてそれは
絶対に私一人の力では不可能だから
今まで以上に
私の周りに居てくれる人々を
大切にしようと想います。